2020.08.26
患者様各位
当院は日本生殖医学会の声明を受け、治療を希望する患者様について、相談のうえ不妊治療を通常通り行っております。感染予防対策として、来院時手指消毒、診察台消毒、扉取手消毒、患者様にマスク着用のお願い、扉解放下で換気を行いながらの診察、採血室での私語を出来るだけ慎んでいただく、リカバリールームのベッドはディスポーザブルなシーツで覆い患者様ごとに交換等、手段を講じております。無症状な方が感染者の中に多数いらっしゃることを踏まえ、現在まで当院では検温は実施しておりませんでした。しかしながら、秋以降に毎年流行する風邪と鑑別することが困難で、混乱が生じる事が予想されます。そこで少しでも院内感染のリスクを抑制すること目的に、今後来院時の検温を実施いたします。基本的には37.0℃以上の方の受診お断りさせていただきますが、体温が高めになる妊娠中の患者様等につきましては、医師が個別に検討したうえで受診の可否をお伝え致します。
受診をお断りする方
・現在ご自身が新型コロナウイルス感染の診断を受けている、又はPCR検査結果待ちの方
・身近に感染又は感染疑いの方がいて自宅待機となっている方
・海外から帰国され一定期間の自宅待機を要請されていらっしゃる方
・体温が37.0℃以上の方 (妊娠中の方は個別に対応)
・咳をしている方
・マスクを着用していない方
最近では新型コロナウイルスに感染しても軽症であった患者様に、時間が経ってから後遺症と思われる症状が出ていることも報告されており、詳細が明らかになっていない現在、少しでも感染拡大を防ぐ努力が不可欠と考えられます。排卵誘発剤を投与している周期、採卵に向けて排卵誘発剤を使われている患者様も例外ではなく、上記基準に当てはまれば受診・採卵をキャンセルさせていただきます(それまでの排卵誘発剤等診察の費用について返金は致しません)
融解移植の患者様につきましては、発熱のご連絡が融解後となった場合には再凍結とさせていただきます。
また、スタッフに感染者が出た場合には休診を余儀なくされる事が起こりえます。その場合、ホームページや予約済みの患者様に対しましては、メールにてご連絡いたします。当院の事情で採卵・移植がキャンセルとなった場合のみ、その周期に投与した薬剤の費用はお返しいたします。
新型コロナウイルス感染拡大で不安な日々を送られている皆様に、大変心苦しいお話ですが、通院に際しましては、上記内容につきご了承賜りますようお願い申し上げます。
なお、以前から続けている対応につきましては以下の通りです。
・採精室使用 不可
・パートナー同伴での診察 平日のみ〇 土曜日・祝日は ×
土曜日・祝日については体外受精などの処置、及び当院より必要と判断し事前に指定した患者様のみ
お二人での受診をお受けしております。これに該当しない患者様には、一緒にいらっしゃっても院外での待機を
お願いすることもございます。待合室密集の回避のため、引き続きご協力の程何卒宜しくお願い申し上げます。
2020年8月26日 桜の芽クリニック